シャンチーとはどんなゲームですか?
シャンチー(象棋)は、縦10本・横9本の線でできた盤の上で、紅と黒が16個ずつの駒を交互に動かし、相手の将(帥・將)をつめたほうが勝つ中国の将棋です。盤のまん中に川が流れ、両端に九宮(きゅうきゅう)と呼ばれる陣があり、川を渡ると駒の力が変わるのがいちばんの面白さです。
駒はマスの中ではなく線の交点に置きます。紅(赤い駒)が先手で、自分の将が攻められた状態を王手といいます。王手は必ずその手で受けなければならず、どう動いても逃げられなければ詰みで負けです。このゲームは正式ルールをすべて入れ、コンピューターのやさしい・ふつう・むずかしいの3段階と、1つの画面で2人が交互に打つ方式を選べます。
シャンチーの駒はどう動きますか?
片方に将1、士2、象2、馬2、車2、砲2、兵5の計16個です。車がいちばん強く、馬と象は通り道がふさがれると動けず、砲は取るときだけ駒を1つ飛び越えます。
| 駒 | 紅 · 黒の文字 | 動き | 価値 |
|---|---|---|---|
| 将 | 帥 · 將 | 九宮の中で縦横に1つ。2つの将が同じ縦の線で間に駒なく向かい合ってはいけない | なし |
| 士 | 仕 · 士 | 九宮の中で斜めに1つ | 2 |
| 象 | 相 · 象 | 斜めにちょうど2つ。途中の点(象の目)に駒があると動けず、川を渡れない | 2 |
| 馬 | 傌 · 馬 | 縦横に1つ進んでから外側へ斜めに1つ。最初の点(馬の足)に駒があると動けない | 4 |
| 車 | 俥 · 車 | 縦横にさえぎられるまでどこまでも | 9 |
| 砲 | 炮 · 砲 | 動くときは車と同じ。取るときは必ず駒を1つ(台)飛び越えて、その先の最初の駒を取る | 4.5 |
| 兵 | 兵 · 卒 | 前に1つ。川を渡ったあとは横にも1つ。後ろには戻れず、いちばん奥に着いても成らない | 1〜2 |
価値はコンピューターが手を選ぶときの基準で、川を渡った兵は横にも動けるため2倍近くに数えます。馬の足をふさぐこと、象の目をふさぐことは、この将棋の代表的な守りの手筋です。
川と九宮とは何ですか?
盤のまん中の「楚河 漢界」と書かれた帯が川、両端中央のX印のある3×3の区域が九宮です。象は川を渡れず、兵は川を渡ってはじめて横に動け、将と士は九宮から出られません。
川の名は楚と漢が向かい合った鴻溝の故事から来ています。縦の線は川で切れているように見えますが、車・馬・砲・兵はそのまま渡ります。九宮は9つの交点でできていて、斜めの線は士の通り道です。相手の九宮に入った兵は横に動きながら将をしめつける、いちばん安い攻め駒になります。
王手のルールはどうなっていますか?
王手は必ずすぐ受けなければならず、自分の将が攻められたままになる手と、2つの将が向かい合う手は指せません。同じ局面が3回出たとき、片方だけがずっと王手をかけていたなら、その側の負けです。
- 自殺手の禁止:指したあとに自分の将が攻められている手は最初から指せず、動ける場所の表示にも出ません。
- 将の向かい合い禁止:2つの将が同じ縦の線で、間に駒が1つもない形にはできません。将が車のように相手の将をにらんでいる扱いなので、終盤では将そのものが攻め駒になります。
- 連続王手の禁止:同じ局面が3回出たとき、その間に指した手がすべて王手だった側が負けます。どちらも王手でない、または両方とも王手なら引き分けです。
- 動けなければ負け:王手でなくても動ける手が1つもなければ、その側の負けです。西洋チェスのステイルメイトが引き分けなのとは違います。
- 引き分け:120手の間に駒が取られなかったとき、または両方とも車・馬・砲・兵がなく攻められないときは引き分けです。
韓国のチャンギとは何が違いますか?
盤の大きさと駒の数は同じですが、シャンチーには川があり、将が斜めに動けず、砲は取るときだけ飛び、象は斜めにだけ2つ進みます。両方を打ってみると違いがひと目でわかります。チャンギ(韓国将棋)も同じようにコンピューターと対局できます。
| 項目 | シャンチー(中国) | チャンギ(韓国) |
|---|---|---|
| 盤 | まん中に川があり縦の線が切れる | 川がなく線がすべてつながる |
| 将 | 九宮の中で縦横に1つ。向かい合い禁止 | 九宮の中で縦横斜めに1つ。向かい合ってもよい |
| 士 | 斜めに1つだけ | 将と同じく縦横斜めに1つ |
| 象 | 斜めに2つ、川を渡れない | 縦横1つのあと斜め2つ、盤のどこへでも |
| 砲 | 動くときは車と同じ、取るときだけ1つ飛ぶ。砲も飛べて砲も取れる | 動くときも必ず1つ飛ぶ。砲どうしは飛べず取れない |
| 兵・卒 | 川を渡ってから横に動ける | 最初から前と横に動ける |
| 初期配置 | 決まっている(車馬象士将士象馬車) | 馬と象の位置を4通りから選ぶ |
| 動けないとき | その側の負け | 引き分け、またはパス |
| 駒の形 | 丸い駒に漢字 | 八角形で駒ごとに大きさが違う |
コンピューターの強さはどう違いますか?
やさしいは2手先を見ながらわざとぶれた手を混ぜ、ふつうは4手先、むずかしいは1秒以内に読めるところまで(ふつう5〜7手)読みます。3段階とも連続王手で負ける手は避けます。
コンピューターはアルファベータ枝刈りと反復深化で手を読み、駒を取る手は局面が静かになるまでさらに調べます。むずかしいは別の作業スレッドで考えるので、考えている間も画面が止まりません。最初の画面で自分の駒を紅(先手)と黒(後手)から選べ、黒を選ぶと盤が反転して自分の駒が下に来ます。段階ごとの勝ち・負け・引き分けの成績はこのブラウザに残ります。
シャンチー初心者のコツは?
- 最初の一手は中央の砲。砲を中央の線(當頭炮)に動かすと相手の中央の兵をねらい、いちばん速く攻めが始まります。受ける側は馬を跳ねて兵を守ります。
- 車は早く出しましょう。9点の車が隅に閉じ込められていると、砲と馬がどれだけよくても攻めが続きません。馬を跳ねて車の通り道を先に開けます。
- 馬の足を見ましょう。相手の馬のすぐ隣に駒を置くと、その方向へ跳べません。自分の馬が跳びたい道に兵を立てないように気をつけてください。
- 砲の台を奪いましょう。砲は飛び越える駒がないと取れません。相手の砲がねらう線のまん中の駒をどかすか、逆に自分の駒を台にして取る筋を作ります。
- 兵は川を渡ると2倍。横に動く兵は相手の九宮をしめつけるいちばん安い駒です。ただし渡る前の兵は離れていて失いやすいので、急いで押し出さないでください。
- 将の向かい合いを武器に。終盤で自分の将を相手の将と同じ線に置くと、相手は間の駒をどかせません。詰みの形の半分はここから生まれます。
操作方法
- スマホ・マウス:駒をタップすると持ち上がって動ける場所に点が出て、場所をタップすると置けます。ドラッグして置いてもかまいません。取れる駒には赤いふちがつきます。
- キーボード:矢印キーかWASDで場所を選び、EnterかSpaceで駒を持ったり置いたりします。Escで選択を取り消し、Ctrl+Zで待ったです。
- 待った:コンピューター戦では自分の手とコンピューターの応手をまとめて戻し、2人対戦では最後の1手を戻します。
- 音:右上のスピーカーのボタンで木の駒の音を切り替えます。設定はブラウザに保存されます。
駒の文字は中国の表記(紅 帥仕相俥傌炮兵、黒 將士象車馬砲卒)にならいました。盤と駒はすべてコードで描いており、成績と設定だけがこのブラウザに保存され、サーバーには送られません。