キツネとガチョウはどんなゲームですか?
キツネとガチョウ(Fox and Geese)は、十字形の盤の33の点の上で、キツネ1匹とガチョウ13羽(または17羽)が戦う非対称の古典ボードゲームです。ガチョウはキツネを囲んで動けなくすれば勝ち、キツネはガチョウを跳び越して捕まえ、数を減らせば勝ちです。
両者の駒とルールがちがうのが最大の特徴です。キツネは1匹だけですがどの方向へも動けて捕まえられ、ガチョウは数が多いかわりに後ろへ下がることも捕まえることもできません。中世の北ヨーロッパで遊ばれた狩りのゲームの1つで、アイスランドではハラタフル(halatafl)という名前で伝わっています。盤は1人遊びのペグソリティアと同じ33点の十字盤です。このゲームでは、キツネかガチョウのどちらかを選んでコンピューターのやさしい・ふつう・むずかしいと対局でき、1つの画面で2人で交互に打つこともできます。
キツネとガチョウはそれぞれどう動きますか?
キツネは線にそってどの方向へも1マス、ガチョウは前か横へだけ1マス動きます。捕まえられるのはキツネだけです。
| 駒 | 動き | 捕獲 |
|---|---|---|
| キツネ(1匹) | 線にそって前・後ろ・横のどこでも、空いた点へ1マス | となりのガチョウを同じ線で跳び越し、その先の空いた点に着地するとそのガチョウを捕まえます。着地した点からさらに跳べれば続けて捕まえられます |
| ガチョウ(13羽または17羽) | 前(キツネのほう)か横の空いた点へ1マス。後ろへは行けません | 捕まえられません。囲むことが唯一の武器です |
キツネが捕まえられるガチョウには赤いふちが点滅し、着地する点は赤く光ります。捕獲は義務ではないので、キツネは捕まえずに1マス歩くこともできます。連続で跳んでいる途中でキツネをタップすると、その場で止まります。
ガチョウの数と斜めのルールはどうちがいますか?
タイトル画面でガチョウ13羽か17羽、斜めありか斜めなしを選び、4通りのルールで遊べます。キツネはいつも盤の中央から先に動きます。
| ルール | 最初の配置 | キツネの勝利条件 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ガチョウ13・斜めあり(標準) | 上の腕の6点+中央の1列目7点 | 5羽捕まえる | 跳べる道が多く、キツネがいちばん活発です |
| ガチョウ13・斜めなし | 同じ | 5羽捕まえる | 縦横だけなので、ガチョウの壁がかたくなります |
| ガチョウ17・斜めあり | 13羽の配置+中央2列目の両はし4点 | 7羽捕まえる | ガチョウが多く、最初からキツネがせまくなります |
| ガチョウ17・斜めなし | 同じ | 7羽捕まえる | ガチョウがいちばん楽です。キツネの練習にぴったりです |
斜めの線は、横の番号と縦の番号を足して偶数になる点からだけのびます。斜めありでは、ガチョウも前の斜めへ1マス進めます。
勝ちと引き分けはどう決まりますか?
キツネの番にキツネが動ける場所が1つもなければガチョウの勝ち、キツネが目標の数だけガチョウを捕まえればキツネの勝ちです。
| 終わり方 | 結果 |
|---|---|
| キツネが囲まれ、歩くことも跳ぶこともできない | ガチョウの勝ち |
| キツネがガチョウを5羽(17羽の盤では7羽)捕まえた | キツネの勝ち |
| ガチョウの番に前にも横にも動けるガチョウがいない | キツネの勝ち |
| 60手のあいだ捕獲も、前へ進んだガチョウもなかった | 引き分け |
| 同じ形が3回あらわれた | 引き分け |
ガチョウは後ろへ下がれないので、前へ進むたびに残りの手が減っていきます。横歩きで時間をかせいでも、いずれは前へ出て包囲をせばめる必要があります。
ガチョウ側で勝つコツはありますか?
かなめはすき間のない列を作り、1列ずついっしょに下りていくことです。ガチョウのすぐ後ろに別のガチョウがいれば、キツネは着地する場所がなく跳び越せません。
- 後ろを支えたガチョウだけを前へ。キツネのとなりのガチョウは、後ろの点が空いているとすぐ捕まります。前の列を下ろす前に、後ろの列がついてこられるか確かめます。
- 中央の列から先にうめる。中央の横一列7点をガチョウでふさげば、キツネは下の腕と左右のはしに閉じこめられ、あとは空いた点を1つずつうめるだけです。
- キツネの道の広さを数える。キツネが行ける空き点がいくつ残っているかを考え、その広さをへらす手を選びます。
- 横歩きは時間かせぎ。キツネが近づいてすき間をねらうときは横へ1マス動いて列を直し、キツネが下がったらまた進みます。
- 斜めの盤では斜めの列も見る。斜めのある点のガチョウは斜めにも跳び越されるので、その後ろの斜めの点までふさがっているか確かめます。
キツネ側はどう打つのがいいですか?
キツネはガチョウの列のはしや角をゆさぶってすき間を作り、2羽を同時にねらえる場所をさがします。
ガチョウは後ろへ戻れないので、キツネが列の後ろや横へ回りこむと守る手が少なくなります。2羽を同時にねらえる点に立てば、ガチョウは片方しか守れません。下の腕の先へ追いこまれるとすぐ囲まれるので、広い中央でねばることも大切です。コンピューターどうしで打たせると、むずかしいのガチョウはほとんど負けません。キツネの勝負はガチョウのミスを引き出せるかにかかっています。
コンピューターの強さはどうちがいますか?
やさしいは2手先だけを見てよくおかしな手を打ち、ふつうは0.3秒で4手先まで読みますがときどき油断し、むずかしいは1秒以内に8〜10手先まで読んで打ちます。
むずかしいはアルファベータ探索を1段ずつ深くくり返し、キツネが動ける広さ、今すぐ捕まりそうなガチョウ、ガチョウの列のすき間をいっしょに考えます。まずはキツネでやさしいのガチョウと対局して跳ぶ感覚をつかみ、次はガチョウでキツネを囲んでみてください。勝った回数は強さごとにタイトル画面に記録されます。
操作方法
- スマホ・マウス: キツネの番には、キツネが行ける点がきらきら光ります。その点をタップするか、キツネをドラッグします。ガチョウの番には、ガチョウをタップしてから光る点をタップするか、ドラッグします。
- 連続跳び: 1回跳んだあとさらに捕まえられるときは、次の点が赤く光ります。続けてタップするか、キツネをタップして止まります。
- キーボード: 矢印キーかWASDで点を選び、EnterかSpaceで選ぶ・動かすをします。Ctrl+ZかUで待った、Escで連続跳びを止めます。
- 2人で対戦: 1つの画面でキツネとガチョウが交互に打ちます。今の番のほうの名札がオレンジ色に光ります。
コンピューターとガチョウ側で対局すると盤が回って自分のガチョウが画面の下に来て、コンピューターのキツネが先に動きます。勝った回数、選んだルール、音の設定はこのブラウザーの中だけに保存され、サーバーには送られません。