ナイン・メンズ・モリスはどんなゲームですか?
ナイン・メンズ・モリスは、大きさのちがう3つの四角を重ねた盤の24の点に、2人が9個ずつ駒を置いて動かし、自分の駒を3つ一列にそろえるたびに相手の駒を1つ取る古典ボードゲームです。ドイツではミューレ(Mühle)、英語圏ではミルゲームやメレルズとも呼ばれます。
3つ一列にそろった形をミル(粉ひき小屋)と呼びます。盤にはミルになる列が16本あり、五目並べのように列を作る楽しさと、チェスのように駒を取る楽しさがまざっています。バイキングの船や中世イギリスの大聖堂の石のベンチに盤が刻まれて見つかるほど古い遊びで、シェイクスピアの「夏の夜の夢」にも名前が出てきます。コンピューターの「やさしい・ふつう・むずかしい」と、1つの画面で交互に打つ2人対戦を選べます。
ゲームはどんな段階で進みますか?
1局は置く、動かす、飛ぶの3段階で進みます。段階はプレイヤーごとに別々に変わるので、片方は飛び、もう片方はまだ動かしている場面もよくあります。
| 段階 | いつ | できること |
|---|---|---|
| 1. 置く | 手もとに駒が残っているあいだ(最初の18手) | 盤の空いた点のどこにでも駒を1つ置きます |
| 2. 動かす | 9個をすべて置いたあと | 自分の駒を1つ、線にそってとなりの空き点へ動かします |
| 3. 飛ぶ | 盤の上の自分の駒が3個になったとき | 線に関係なく、どの空き点へも飛べます |
どの段階でミルを作っても、相手の駒を1つ取れます。盤の両わき(または上下)の駒箱には、手もとに残った駒と今の段階がいつも表示されます。
ミルを作ったら、どの駒を取れますか?
相手の駒のうち、ミルに入っていない駒を1つ選びます。相手の駒がすべてミルの中にあるときだけ、ミルの中の駒も取れます。
ミルができると3つの駒を結ぶ溝に金色の光が走り、取れる相手の駒だけに赤いふちが点滅します。その駒をタップすると、ひびが入ってこなごなにくだけます。1手でミルが2つできても、取れる駒は1つだけです。立っているミルから駒を1つ出し、次の番にもどすと新しいミルになってまた取れます。これがこのゲームでいちばん強い攻めです。
勝ちと引き分けはどう決まりますか?
相手の駒が2個だけになるか(もうミルを作れない)、自分の番に動かせる駒が1つもなければ勝ちです。
| 終わり方 | 結果 |
|---|---|
| 相手の駒(盤の上と手もと)が2個だけになった | 勝ち |
| 相手の駒がすべてふさがれて動けない | 勝ち |
| 動かす段階で50手のあいだ、だれも駒を取れなかった | 引き分け |
| 同じ形が3回あらわれた | 引き分け |
1990年代にコンピューターですべての手を最後まで計算した結果、両方が一度もまちがえなければナイン・メンズ・モリスは引き分けになることがわかりました。それだけに、1回の油断が勝負を決めます。
最初の1手はどこがいいですか?
最初の1手はまん中の四角の辺のまん中の点(4方向に線がつながる点)がいちばんです。となりが4つあって動ける道が多く、ミルになる列2本にまたがります。
- 置く段階ではミルより動ける道を大事に。あわててミルを作ると、駒がすみに集まって動かす段階でふさがれやすくなります。
- 角の点はあとで。角はとなりが2つしかなく、すぐ閉じこめられます。
- 相手が2つ並べたらすぐふさぐ。3つめの点に自分の駒を置くのがいちばん確実な守りです。
- 2つのミルがかみ合う形をねらう。駒を1つ行き来させるだけで毎回ミルができる形を作れば、相手は止められません。
- 相手が飛ぶ段階に入ったら要注意。どこへでも飛んでこられるので、相手の駒が2つ残っている列の空き点を先にうめましょう。
コンピューターの強さはどうちがいますか?
やさしいは1手先だけを見てときどきおかしな手を打ち、ふつうは0.3秒で4手先まで、むずかしいは1秒以内に5〜9手先まで読んで打ちます。
むずかしいはアルファベータ探索を1段ずつ深くくり返し、同じ形が3回で引き分けになるルールまで考えて、勝っているときはくり返しをさけ、負けているときは引き分けをねらいます。まずはやさしいでミルを作る感覚をつかみ、ふつうに勝てるようになったらむずかしいに挑戦してみてください。勝った回数は強さごとにタイトル画面に記録されます。
操作方法
- スマホ・マウス: 置く段階では、きらきら光る空き点をタップすると駒が飛んできて置かれます。動かす段階では、自分の駒をタップしてから光る点をタップするか、駒をドラッグして行きたい点に落とします。
- 駒を取る: ミルができたら、赤いふちが点滅する相手の駒を1つタップします。
- キーボード: 矢印キーかWASDで点を選び、EnterかSpaceで置く・選ぶ・動かすをします。Ctrl+ZかUで待った、Escで選んだ駒をはなします。
- 2人で対戦: 1つの画面で象牙と黒曜石が交互に打ちます。今の番の駒箱が金色に光ります。
コンピューターと打つとき、タイトル画面で自分の駒を黒曜石にするとコンピューターが先手になります。勝った回数と音の設定はこのブラウザーの中だけに保存され、サーバーには送られません。