ヴァイキングチェスとはどんなゲームですか?
ヴァイキングチェスは、11×11の盤のまん中に王と守り駒12個、盤のふちに攻め駒24個を置いて戦う、左右非対称のボードゲームです。守り側は王を四すみのどれかに着かせれば勝ち、攻め側は王を四方から囲んで取れば勝ちです。もとの名前はフネフタフル(Hnefatafl)で、短くタフルとも呼ばれます。
チェスや将棋とちがい、両側の駒の数も目的もちがいます。攻め側は駒が2倍ありますが王を閉じこめなければならず、守り側は駒が少ないかわりに道を1本開ければ勝てます。同じ人が攻めと守りを入れかえて打つと、まるで別のゲームのように感じられます。このゲームでは自分の側を攻めか守りから選び、コンピューターのやさしい・ふつう・むずかしい、または1つの画面で2人対戦ができます。小さい7×7のブランドゥブを選ぶと、1局が5分ほどで終わります。
ヴァイキングチェスのルールは?
駒はすべてチェスのルークや将棋の飛車のように、縦横にさえぎられないところまで動き、相手の駒を両側からはさむと取れます。攻め側が先手で、1手に駒を1つ動かします。
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 駒の数 | 攻め24、守り12と王1(7×7ブランドゥブは攻め8、守り4と王1) |
| 先手 | 攻め側(濃い茶色の革の駒) |
| 動き | すべての駒が縦横に何マスでも。駒を飛び越えることはできない |
| 玉座とすみ | 中央の玉座と四すみの石には王しか止まれない。空いた玉座はほかの駒も通り抜けられる |
| 取り方 | 動かした駒と自分のほかの駒で相手の駒1つをはさむと取れる。すみと空いた玉座もはさむ壁になる |
| 自分から入る | 相手の駒2つの間に自分から入っても取られない |
| 王 | はさみ取りに加われる。玉座の上では四方、玉座のとなりでは三方と玉座、それ以外でも四方を攻め駒にふさがれると取られる(7×7ブランドゥブでは玉座から離れた王は両側からはさむと取れる) |
| 守り側の勝ち | 王が四すみのどれかに着く |
| 攻め側の勝ち | 王を取る |
| そのほか | 動ける手がないと負け。同じ局面が3回、または長いあいだ駒が取られないと引き分け |
盤のふちにいる王は、四方の1つが盤の外なので取られません。ただしふちは攻め側にふさがれやすいので、守り側は早くふちへ出るより、2つのすみを同時にねらえるマスを探すほうが有利です。
フネフタフルはいつごろからあるのですか?
タフルの遊びは、チェスが北ヨーロッパに伝わる前の4世紀ごろから12世紀ごろまで、スカンジナビアやイギリス諸島で遊ばれていた盤ゲームです。ヴァイキングの墓や船葬墓から、骨やガラスの駒と盤のかけらがいくつも見つかっています。
名前は古ノルド語のhnefi(王の駒)とtafl(盤)を合わせたもので、アイスランドのサガや詩にもこの遊びが出てきます。くわしいルールの記録は残っていないため、今のルールは考古学の資料と、1732年にスウェーデンの博物学者リンネがラップランドで見たタブルトを書きとめた記録をもとに組み立て直したものです。7×7のブランドゥブはアイルランドで遊ばれた小さなタフルとして知られています。このゲームは広く使われているコペンハーゲン式ルールをもとに、盾の壁取りとふちの砦のルールを省いて、はじめての人でもすぐわかるようにしました。
攻めと守り、どちらが簡単ですか?
はじめての人には守り側が簡単です。王の前に道が1本開けばすぐ勝てるので、攻め側は1手のミスで負けますが、守り側はミスをしてもまた道を探せます。
そのかわり攻め側は駒が多く、取られても持ちこたえる力があり、すみのまわりを先にふさげば王の逃げ場がだんだん減ります。同じ相手と攻めと守りを1回ずつ入れかえて打つと、実力を公平にくらべられます。ゲーム中、王からすみまで道が開くと金色の点線が出て、王が次の1手で取られる場所に立つと赤く光るので、この2つの表示を見ながら打ちましょう。
コンピューターの強さはどうちがいますか?
やさしいは1〜2手先だけを見てときどき気楽に打ち、ふつうは3手先(7×7の盤では5手先)、むずかしいは1秒以内に読めるところまで読みます。
コンピューターはアルファベータ探索と反復深化で手を読み、取る手と王の動きを先に調べる手の並べかえで、同じ時間でもより深く読みます。局面を見るときは、残りの駒の数、王が1手で届く盤のふちへの道、王のまわりの攻め駒、すみの前の守りのマスを数えます。考えるのは別の作業スレッドなので、むずかしいが考えているあいだも画面は止まりません。段階ごとの勝ち・負け・引き分けはこのブラウザに残ります。
ヴァイキングチェスが強くなるコツは?
- 攻め側はまずすみを守る。すみから斜めに2つ離れたマスとその両どなりに駒を置くと、王がふちに着いてもすみに入れません。
- 守り側は両取りの道をねらう。王が1回動いたときに2つのすみが同時に開くマスを見つければ、攻め側は1手で1つしかふさげないので勝てます。
- 王も戦う。王ははさみ取りに加われるので、王と守り駒で攻め駒をはさんで取れます。すみと空いた玉座もはさむ壁になります。
- 自分から入るのは安全。相手の駒2つの間のすきまに自分から入っても取られません。道をふさぐときは迷わず入りましょう。
- 攻め側は鎖をつくる。駒を1つずつ前に出すより、斜めにつながった鎖をつくると守り駒がすきまから抜け出せません。
- 守り側は駒を大事に。守り駒は攻め駒2つ分の値打ちがあります。取られるマスに入らないか、赤い輪の表示を確かめましょう。
操作方法
- スマホ・マウス:駒をタップすると持ち上がって動ける場所に点が出て、マスをタップするとそこへすべっていきます。ドラッグで動かしてもかまいません。
- キーボード:矢印キーかWASDでマスを選び、EnterかSpaceで駒を持つ・置く。Escで選択の取り消し、Ctrl+Zで待ったです。
- タイトル画面の設定:自分の側(攻め・守り)、盤の大きさ(11×11フネフタフル・7×7ブランドゥブ)、動ける場所の表示を選べます。
- 待った:コンピューター対戦では自分の手と相手の手をまとめて戻し、2人対戦では最後の1手を戻します。
- 音:右上のスピーカーボタンで駒の音と角笛の音をオン・オフします。
盤のふちのルーン文字は、エルダー・フサルク24文字を飾りとして彫ったもので、意味のある文ではありません。盤も駒も音もすべてコードでつくり、成績と設定だけをこのブラウザに保存し、サーバーには送りません。盤の上の頭脳戦はチェスやナイン・メンズ・モリスでも楽しめます。